Dear フランキー
日本にいても、東京で育った人が田舎のじいちゃん、ばあちゃんとの意思疎通が難しいように、英語でも聞き取れないいろいろな地方のなまりがあります。「Dear フランキー」は、イギリス英語でもスコットランドのグラスゴーに住む人々のドラマです。イントネーションが私たちが接する機会の多くあるメジャーなイギリス英語とはまったく違います。ちょっとトーンが低くて、抑揚がない感じ。関東の言葉に比較した東北のなまりのような感じです。
管理人がケアンズに住んでいたときは、このスコットランド英語をフランス語と勘違いして、 I don't speak French. 「ワタシはフランス語は話せません。」「アイドンスピーク、フレンチ」と、返事してしまったことがあります。そういえば、抑揚がないのだけはフランス語に近いかもしれません(汗)。このような英語圏の中でのなまりの他、日本語なまりの英語、中国語なまりの英語、フランス語なまりの英語など、なまっている英語は、世界中どこの国でも遭遇する可能性大ですが、まずは接して、慣れて、何度も何度も聞いて、音楽が耳から脳にしみこむように覚えましょう。第一歩は、これは英語だと思って聞くことです。管理人は先入観から先の事例の時はこれができませんでしたが、そのときに「なまっている英語」だと思えば対応は違っていたでしょう。
この映画をおすすめするのは、主人公のフランキーが耳が不自由なため、ゆっくりと話したり、手話を交えて話したり、はっきりと口をきちんと開けて耳が聞こえない人にも分かるように話したりする場面が多々あるので、なまりはありますが、比較的分かりやすいためです。英語字幕はないので、日本語字幕から、何を言っているか推測しながら何度も観て勉強しましょう。
■おすすめレベル: 上級、英検2級程度~
■セリフの速さ(話すスピード): 普通
■セリフのおもしろさ: 普通
■セリフの簡単さ(簡単な単語を使っているか): 普通
■セリフの鮮明さ(何を言ってるかわかりやすいか): わかりにくい、なまりあり