ダーマ&グレッグ
「ダーマ&グレッグ」は、司法省の弁護士で超保守的な両親に育てられたグレッグと、ユダヤ系でダライラマにあこがれている父とベジタリアンの母に育てられたダーマのラブラブな新婚生活をつづったコメディー。短いセンテンスの話し言葉が中心です。単語も全体的に難しいものはありません。
■おすすめレベル: 中級、英検準2級程度~
■セリフの速さ(話すスピード): 普通
■セリフのおもしろさ: 超おもしろい
■セリフの簡単さ(簡単な単語を使っているか): 普通
■セリフの鮮明さ(何を言ってるかわかりやすいか): 鮮明
■ふたりが最初に会ったシーンから
What do you usually do? 「普通はどうする?」 Me? Well, I definitely don't fly to Reno for pie. 「僕? そうだな、パイのためにリノまで飛んできたりはしないことは確実だな。」 I mean, I'd usually exchange phone numbers with you. 「まずは普通は電話番号を交換するね。」 We'd start dating. 「それから、デートするようになる。」Things would go pretty well at first, until I started calling you too much. 「最初のうちはなかなかうまくいくんだが…。それも僕が電話をあまりにもかけすぎるまでの話しだけど…。」
Then, you'd get annoyed and start screening your calls. 「それで、君はいらいらし始めてかかってきた電話すべてには出なくなる。」I'd call late, because I know you are home. 「僕は、遅くだといると思うから夜遅くかける。」You pick up, I panic, hang up. 「君が電話をとると僕はパニックになり切ってしまう。」You star 69 me. 「君は発信者番号を調べる。」I'm too embarrassed to ever talk to you again. 「僕ははずかしくて二度と君と話しができなくなってしまう。」 So we break up. 「ということで、僕たちは分かれてしまうのさ。」 Let's not do that. 「じゃあ、そうならないようにしましょう。」
screen=ここでは動詞として使われていて、「調べる」とか「ふるいにかける」という意味。
star 69=アメリカのかかってきた電話番号を調べるサービス。ここでは動詞として、「スター69する」「かかってきた電話番号を調べる」として使われています。
'd=would の省略形。「たぶん~するだろう」
■グレッグの元カノに嫉妬する夫婦喧嘩のシーン
夫婦喧嘩は犬もくわないと日本語ではいいますが、そのとおりでこのシーンも感情のぶつけ合いで、同じような意味の言葉を繰り返し使っています。イントネーションなどの感情表現を勉強するには喧嘩はもってこいの題材です!
Dharma, listen to me. I don't wanna be with Barbara. Barbara and I broke up because we had lots of problems. 「ダーマ、聞いてくれよ。僕はバーバラとはいっしょになりたくないんだ。バーバラと僕はたくさん問題があって分かれたんだ。」 No, you didn't. You had one problem and I fixed it. 「ちがうわ。ひとつ問題はあったけど私が解決したわよ!」
Honey, I married you. 「僕は君と結婚したんだ。」 If I died, you'd go back to her, right? 「もし、私が死んだら彼女のとこに戻るわよね? 」 No! 「いいや!」 But, Greg. She's perfect for you. And how could I be happy in my next life knowing that you were here all alone? That will hurt me. 「グレッグ、だけど彼女はあなたにとってもお似合いよ。私が死んでからあなたがここで一人で生きていくのを見ているのはつらいわ。 」 Fine. I'd go back to her. 「わかった。彼女のとこにもどるよ。 」 I knew it! 「やっぱりそうだったのね! 」
Greg, come on. How can you deny she's Miss Right? You both are lawyers, you both went to Stanford. Your parents belong to the same country club. 「グレッグ、聞いて! 彼女はあなたにふさわしい女性だとなぜ認めないの?二人とも弁護士で、二人ともスタンフォード出身だし、二人の両親は同じカントリークラブのメンバーだし。」 Dharma, let's not do this. 「ダーマ、もうやめようよ。」Oh, you both say "let's not" instead of "don't". 「二人とも同じように「やめてくれよ」じゃなくて「やめようよ」っていうし! 」
Okay, we have a lot in common, but... 「わかった、僕たちは共通のことも多いとはおもうけど‥‥ 」 She's perfect for you. 「彼女はあなたにとってもお似合いだわ。 」Fine, Dharma, it doesn't matter if there's somebody out there who on paper is perfect for me, because I love you. 「わかったよ、ダーマ、名目上では誰かは僕にぴったりかも知れないけど、そんなことは関係ないんだよ。僕は君を愛しているんだ。」Yeah, well. A dog can love a chicken. But, eventually, he's gonna want another dog because chickens don't chase cars and all the love in the world won't change that. 「わかるけど、犬はニワトリを愛せるかもしれないけど、ニワトリは車を追っかけないし、世の中の愛の形っていうのは変わらないから結局のところは犬は他の犬のところに行くのよ。 」