
生理現象
人は食べて、寝て、トイレに行き、恋をし、あるときはおなかをこわし、ある時は病気をし、あるときはおならを人前でしてしまったり、どんな言語の国にいても、日々生き続けていくものです。
しかし、学校の教科書では、そのような生きていく上での超基本英語は教えてくれません。「ジス、イズ、ア、ペン」「これはペンです。」から習うことからもわかる通り、子どもが「おしっこ」したいときや、「うんち」したいときは、どう言うかは、書いてありません。
なので、大人から英会話を始めると、このような生理現象のときはどう言うか、人が言っていることを聞いて覚えるしかありません。
ラッキーにも、海外テレビはこれらの超日常会話も出てくるときもあるので、生活に超密着した英会話を大人になってから覚えたい人にはぴったりです。
■よく使う、または聞く生理現象
・pee 「ピー」「おしっこ」 「おしっこをする」
例) I go pee. 「おしっこにいく。」
I have to pee. 「おしっこしなきゃ。」
これは超カジュアルな英会話ですので、フォーマルには使えません!
私自身はもっぱら、
I need to go to the toilet. 「…トゥ、ザ、トイレット」
I need to go to the ladies (room). 「…トウ、ザ、レディズ、ルーム」
「おトイレにいかなきゃ。」を使っていました。(管理人は女性なので…。)
男性の場合は「レディズ」のところを gents 「ジェンツ」に変えてください。
カジュアルな関係でしたら、loo 「ルー」という単語も使えます。「トイレ」という意味ですが、toilet「トイレット」よりずっとカジュアルな場面で使えます。ケアンズではみんなこれを使っていました。イギリス英語なのでアメリカ人には通用しないと思いますのでご注意!
-I like you to pick up pants off the floor.... Or maybe even open the window in the morning when you'd be to the loo! 「私がしてほしいのは、床に脱ぎ捨てたズボンをひろったり、朝、トイレに行くときに窓を開けるとか、そういったことをしてほしいワ! 」
ミストレス2-1話より。これはトルーディとリチャードの恋人同士のカジュアルな会話ですので、「ルー」でもまったく失礼になりません。 ※このドラマは英語字幕がありません。
-Hello? Is anyone there? 「こんにちは? 誰かいますか?」
-I'm just in the loo. 「はい、今トイレにいます。」「アイムインザルー」
英国王のスピーチより。ミセスジョンソンにライオネルがトイレから叫んでいる場面。ライオネルはオーストラリア出身のスピーチ矯正の専門家です。 ※このドラマは英語字幕がありません。
お医者さんなどが使う、日本語の「尿」という言葉は、urine 「ユーリン」と言います。病院で紙コップを渡されて、「…ユーリン…」と医者や看護師さんに言われたら、検査のための「おしっこ」が必要なときです。いろいろな怪しい薬を飲んでいる人は「ユーリン」検査はとても恐ろしいものでしょう。このセリフはベスの父親が医者のハンクに「尿検査」に抗議している場面です。ロイヤル・ペインズ~救命医ハンク~1-9話より。
-I need to check her blood pressure, her reflexes. And I'll need a urine sample. 「血圧と反射神経も調べる必要があります。それと、尿検査のための尿を取ってください。」
-Uh... what? Why exactly do you need a urine sample? 「え! なんですって! 具体的になぜ尿検査をしなきゃいけないんでしょう?」
・poo 「プー」「うんち」 「うんちをする」
例) You did poo on the carpet! 「じゅうたんにウンチしたわネー! 」
英語圏にいる時、よく飼い犬に主人が叫んでいるのを聞きました。
これも超カジュアルな英語ですので、上の例のように飼い犬とか、子どもとか、友だち間などで使ってみましょう。
-Wait. Hold on. Your chances are not slim. Honey, look at you! 「ちょっと待って。あなたの可能性は低くないワ。あなた、自分の姿を見てご覧なさいヨ! 」
-I'm holding poo. 「(犬の)ウンチをもってる…。」
ホワイトカラー3-5話より。犬の散歩をしながらのエリザベスとピーターの会話。
・fart 「ファート」 「おなら」
この単語を実際使う機会はなかなかないと思いますが、もし、自分がこれをしてしまったら、
Pardon me! 「パードン、ミー! 」 とか、
Excuse me! 「エクスキューズ、ミー! 」
「ごめんなさい! 」といいましょう! その後の雰囲気の対処はなりゆきにまかせましょう! これは、くしゃみをしたとき、げっぷをしたときにも同様です。英語圏では、くしゃみをしたときも、日本語で言い換えると、「失礼しました」的な「パードンミー」とか、「エクスキューズミー」と言うのが礼儀です。これは文化の違いですね! くしゃみをした人には、Bless you! 「ブレスユー! 」と言ってあげましょう。これはくしゃみをすると魂がぬけて悪魔が入るという迷信からきているようです。しかし、場合によっては、「ブレスユー! 」では不似合いな場面もあります。
-「クシュン! ..... クシュン! (くしゃみ連発)」
- Excuse you! Are you all right? 「エクスキューズユー! 」「アーユーオーライ?」「(直訳で)くしゃみしたの許してあげるよ! 」「大丈夫?」
リスナー2-11話より。ネコアレルギーのビリーがくしゃみが止まらなくなり、トビーが心配する場面。ここで、「ブレスユー! 」だとちょっと普通すぎてノーテンキで、気に入られようとしている女性の前ではイメージダウンですので、「アーユーオーライ?」と「僕は君のこと心配してるよ」のようなセリフが適切でしょう。
・period 「ペリオド」「(女性の)生理」
例)I have my period.
「アイ、ハブ、マイ、ペリオド」「生理中です。(または)、生理がきました。」
I got my period.「生理中です。(または)、生理がきました。」
I have a period. 「生理中です。」
-So, .... we are absolutely certain about this? Right? 「じゃあ、それは確実なことなんだよね?」
-Well.... my period is ten days late. 「そうね…、生理が10日遅れてるの。」
-Right.... 「そうなのか。」
映画「9か月」より。サミュエルがレベッカの「妊娠した」発言におどろいて尋ねる場面。
・nausea 「ノージア」「吐き気」
-So tell me what's going on? 「さて、どうしましたか?」
-Nausea. Bad. Stomach-turning. I was throwing up all night. 「吐き気がします。とても悪いです。胃がぐるぐるしてます。夜中吐いてました。」
ホリスターがディビアに症状を説明している場面。ロイヤル・ペインズ4-2話より。sick 「シック」「具合が悪い」と言っても通じますが、お医者様にはなるべく詳しく言ったほうがいいですね!
・goose bumps 「グース、バンプス」「とりはだ」
I have(had) goose bumps. 「とりはだがたつ。」
I got(get) goose bumps. 「とりはだがたつ。」
・upset stomach 「アップセット、スタマック」「おなかの調子が悪いこと」
例)I have an upset stomach today.
「アイ、ハブ、アン、アプセット、スタマック、トゥデイ」
「今日はおなかの調子が悪いの。」
・coughing 「コフィング」「咳」
例) I've been coughing. 「ずっと咳が止まらないんです。」
・foot sleeps 「足がしびれる」
My foot sleeps. 「足がしびれている。」「マイフット、スリープス」
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