複数形の s か es  

読み書きができてもしゃべるのが苦手な日本人には、複数形の s や es なども、とっさに単数か複数かわからず、単数形か、日本語英語になっていてなじみのある複数形を使ってしまうのではないでしょうか。 

日々の会話では、初心者のうちは、「日本人」がちょっとへんな英語を使ってると思って多めにみてもらえる場面も多々ありますが、いつでも正しい話し方ができるように努力することは大切なことだと思います。ぜひ、ブロークンな英語でも通じていることに満足せずにいつまでも進歩していってください。 

 

 

■この場面では当然「リップス」でしょう! 

 

-For instance, I have been thinking about you all night.  「たとえば…、私、一晩中、あなたのことを考えているの。」 Well..., parts of you. 「というか、あなたの一部のことを…。」

-Just parts? 「僕の一部だけなの?」

-Like your lips.  They are very distracting.  It's a problem.  「たとえば、あなたのくちびるとか…。とっても気が散るの。問題なの。」 I can't stop thinking about kissing them.  「キスしたらどんな感じかしらって考えずにはいられないの。」

-Is that so? 「そうなんだ? 」

 

ディーンとロバーツ医師との会話。スーパーナチュラル4-14話より。キスをするのは当然!  上と下のくちびるなのでここの lips 「リップス」と kissing them 「キシングゼム」直訳で「それらにキスする」は肝心な瞬間に間違えないように!  

 

 

■複数形の「ソックス」でもないことはないけれど…、ここでは「ソック」です

 

- James's confession isn't supportive by the physical evidence.   「ジェームスの自白は物理的な証拠の裏づけにはなっていない。」 Dr. Milano strangled with something heavier than sock.  「ミラノ医師はくつしたよりもっと重いもので絞め殺されたんだ。」

 

コマンダー・テイラーが検事に話すセリフ。クローザー5-9話より。「ソックス」のように日本人になじみのある日本語英語の複数形だと、両方、左右のくつしたという意味になり、その場合だと二つを結んだりして殺人の凶器にするんでしょうか??  このシーンでは、使われるとすると一方のくつしただけです。   

 

 

 

こちらもやはり、「くつした」に関係したセリフです。「くつした」「ソックス」は英語と日本語の複数形と単数形の比較には大変適した単語なんです! 

 

-I want my sock back!  「アイ、ウオント、マイ、ソック、バック!」「僕のくつした、返してー!」

 

ホワイトカラー6話より。ピーターが中国人の子どもにお願いするセリフです。彼はとてもかわいい靴下をはいていたので、彼女のお宅におじゃました際、玄関で靴を脱ぎ、かわいい靴下が少女にバレて、取られてしまったようです。映像を見ると、「ソック」と「ソックス」の違いがよく記憶に残るはずです! 

 

 

■両足は、「レッグス」です。

日本語では、両足も片足も「足」なので、とっさには出てきませんが、このような単純な言葉のやりとりを何度も聞いているうちに違いが体に染み付いてきます! 

 

-Sit down see how you feel. 「座ってどんな感じか試してみて。」

-Oh, I couldn't. 「いえ、できません。」

-Why?  Your legs don't bend? 「あら、なぜ?  足が曲がらないの?」

-No.... they bend. 「いえ、そうではないけど。曲がりますけど…。」

-Okay.  They bend.   Bend them!  「曲がるんだったら、曲げてごらんなさいナ。」

-Well..... Okay.... 「あ、えぇ、わかりました…。」

 

ギルモア・ガールズ2-20話より。楽器店の主人がレーンにドラムセットを勧める場面 

 

 

■「ツー」、「スリー」、「フォー」などと数字を前におくと間違いにくいです

 

-I want you to look up the name "Vannessa Almasion".  ..... I don't know.... Probably  A..L..M..A..S..I..O..N....  Maybe two "s" es. .... Yes, Sergeant, now!  「『バネッサ・アルマシオン』をあたってほしいんだが…。わからないけど、多分、『エー・エル・エム・エー・エス・アイ・オー・エヌ』だと思うけど…。…『エス』が二つかもしれない。 … そうだ、サージェント、今すぐだ!  」

 

クローザー5-11話より。プロベンザがガブリエルに朝4時に電話して用件を伝える場面。「ツー」以上の複数形には「エス」がつきますから、前に数字をもってくると自分が発声するのにもわかりやすいですよね。 

 

 

■シューズは複数形です

日本語はくつでしたら、片方だけでも二足でも「くつ」ですが、英語ですと二足で「シューズ」、片方だけだと「シュー」になります。

 

-I found your shoe. 「アイ、ファウンド、ユアシュー」「君の靴を見つけたよ。」

-Thanks. 「ありがとう。」

ホテル・バビロン6話より。ホテルの宿泊客に追いかけられて、靴を片方廊下に置き去りにせざるを得なかったアナにチャーリーが靴を差し出す場面。廊下に落ちていたのは片方だけですので、ここではチャーリーは「シュー」と言っています。※このドラマは英語字幕がありません 

 

 

■パンツも複数形です

pants パンツ(ズボン)(または下着のパンツ)は、複数形です。たぶん、足が二本ついているから、または足が二本入るからでしょうか。もう日本語になっているので、間違いは少ないかと思いますが、「パンツ」の前につける単語に注意しましょう。「パンツ」という複数形を修飾するのだということをお忘れなく! 

 

-My parents are in town.  They are visiting and they are coming around. 「両親が街に来てるの。彼らがここにやってくるわ。」

-American parents?  When? 「アメリカにいる両親が?」「いつ?」

-Now.  You should probably put on some pants. 「今よ。」「すぐパンツをはいた方がいいワ。」「…プットオン、サムパンツ」

-Oh, God.... 「え~、大変だ。」

-They are quite conservative, so maybe not those pants. 「両親はなかなか保守的なの。だから、そのパンツではない方がいいワ。」「…メイビー、ノット、ゾーズパンツ」

 

アバウト・タイム~愛おしい時間について~より。ティムとメリーの会話。

■簡単な単語で話そう

 あいづちのバラエティは英会話の入り口

 現在と過去と未来と

 その方向に向かっている「進行形」

 過去から現在に至る時間~完了形

 How are you? 「げんき~?」と聞かれて

   自己紹介

 断るとき

   誘うとき、誘われるとき

 or something 「~か何か」は忘れたときの救世主

 that...「ザット…」ばっかり!

 thing(s)「ほら、あれあれ!」

 love or like 「愛している」のか「好き」なのか

 wouldとか could とか should など

   should've 「シュドゥブ」

   might

 「怒る」upset か angry か

 「やさしい」sweet か kind か

 wonder をつかって頼みごと

   Do you find....? の勘違い

 embarrass 「エンバラス」「はずかしい」

   actually.. 「実は~」「現に~」

   ever と never

 そのものズバリを言わない

   weird ウィアード 「変だね」

 So do you. 「あなたもそうです」

 fool, stupid など

 お金の問題、貸す、借りるなど

 though ゾー

 yes と no -日本語との違い

   ユーモアのセンス-人を笑わせる

 あまり話したくないとき

 ほめる

   印象的な話し方

 カタコト英語

 天気の話し

   I don't know.

 kind of - あいまいに言う

 in ten minutes 10分後に 

 複数形の s

 生理現象

 自分から発するとっかかりの言葉

 .... or not 「オアノット」  

 敬語-丁寧に話す

   You don't mind....の答え

   ... for good? フォーグッド?

     let's, let, レッツ、レット

    a little アリトル「ちょっと」

   分かれるとき