... for good?  フォーグッド?

別れの季節とか、人生の節目にはこの言葉をたくさん聞きます。たくさんの人から .... for good?  「~フォーグッド?」と聞かれるのは、あなたが周りの人に慕われていた証拠でしょう。

 

ケアンズに来てしばらくたったころ、日本人の友だちが、日本に帰ることになりました。彼女が、そのことをみんなに言うと、「.... for good?」 「~フォーグッド?」ってみんな聞いてくるんだけど、「フォーグッド」ってどういう意味かしら、と私に聞いてきました。しかし、英語圏で生活するようになって結構経つのに、そのときはその意味が分りませんでした。直訳して、「よいことのため?」、まさか? 意味不明だし…。 

 

Leave here for good? 「リーブ、ヒア、フォーグッド?」 「ここを去る? フォーグッド?」

Go back to Japan for good? 「ゴーバック、トゥージャパン、フォーグッド?」 「日本に帰る?  フォーグッド?」

For good!?  Oh!  I'll miss you!  「フォーグッド?!  オー!、アイルミスユー! 」 「フォーグッド?  まあ!  寂しくなるわ!  」

…と、いった具合です。  

 

 

-Sometimes you wind up liking the clunker, driving round for good .... for the rest of your life.   「時にはポンコツの車であっても好きになって、永遠に、生涯、乗り続けることになる場合もあるわヨ。」

The Hard Times of RJ Berger  6話より RJのママがRJに自分のことを一種悲しそうに話す場面。ママがこの場面で言っている、clunker 「クランカー」「ポンコツ車」は RJ のパパのことです(>_<)。でも、 for good 「フォーグッド」「生涯」「永久に」と言っているんだからずっと連れ添うつもりでしょう(^^)v    

 

 

 

-I could throw it, but the doctor said if I continued I'd destroy my arm for good.   That was in my head every time I pitched.  So I left. 「投げられたけど、もしこれを続けると私の腕は今後一切だめになるだろうと医者に言われたんだ。この言葉が毎回投げるたびに頭をよぎったんだ。で、やめたってわけサ。」

ホワイトカラー3-15話より。ピーターが昔プロの野球選手だったことを語る場面。for good 「フォーグッド」が出てくる場面は、どの場面もちょっとしんみりした雰囲気になりますね。ここもピーターが今まで話してないことをニールに打ち明ける場面です。 

 

 

-Vanessa! 「バネッサ! 」

-Surprise!  「驚いた?」

-What?  Oh, my God!  So nice to see you!  「びっくりだよ!  会えてうれしいよ! 」

-How are you? 「げんき?」

-I can't believe you are here.  What are you doing here? 「君がここにいるなんて信じられないよ!  ここで何してるの?」

-My parents said I could live with my sister and finish high school in the city. 「姉と一緒に住んでここで高校卒業してもいいって親が言ってくれたの。」

-So that means you are.... 「て、ことは…。」

-I'm back for good!  「戻ってきたのよ、もうずっとここにいるワ! 」

-Wow, wow!  That is..... 「そ、そ、それは…。」

-Awesome? 「すばらしい?」

 

ゴシップガール1-6話より。ダンの元カノのバネッサが戻ってきてダンがちょっととまどっている場面。for good 「フォーグッド」の永遠にサヨナラの逆で、「もう、あっちには戻らない、こっちにいるよ!」という意味で使われています。

 

 

日本語で知っている言葉でも、そういう場面で出くわさないと、なかなか遭遇しない言葉があります。for good 「フォーグッド」もそのひとつですが、「永遠に」とか「今後一切とか」「こんりんざい」などの言葉は、なかなか実生活で出てくる場面は少ないものです。私の場合は、英語圏生活をしてしばらくしてから、このような別れの場面のシーンが自分の身の回りで起こり始めて、 for good 「フォーグッド」の意味が身にしみて自分の言葉になったと言えます。

 

人は言葉を覚えるとき、たとえ辞書で分っていても、実際の場面で出てこないと言葉の意味の実感がないので、自分の言葉にはなりにくいものです。その意味で、その言葉で日々の生活をすることはとても重要だと私は考えます。 

■簡単な単語で話そう

 あいづちのバラエティは英会話の入り口

 現在と過去と未来と

 その方向に向かっている「進行形」

 過去から現在に至る時間~完了形

 How are you? 「げんき~?」と聞かれて

   自己紹介

 断るとき

   誘うとき、誘われるとき

 or something 「~か何か」は忘れたときの救世主

 that...「ザット…」ばっかり!

 thing(s)「ほら、あれあれ!」

 love or like 「愛している」のか「好き」なのか

 wouldとか could とか should など

   should've 「シュドゥブ」

   might

 「怒る」upset か angry か

 「やさしい」sweet か kind か

 wonder をつかって頼みごと

   Do you find....? の勘違い

 embarrass 「エンバラス」「はずかしい」

   actually.. 「実は~」「現に~」

   ever と never

 そのものズバリを言わない

   weird ウィアード 「変だね」

 So do you. 「あなたもそうです」

 fool, stupid など

 お金の問題、貸す、借りるなど

 though ゾー

 yes と no -日本語との違い

   ユーモアのセンス-人を笑わせる

 あまり話したくないとき

 ほめる

   印象的な話し方

 カタコト英語

 天気の話し

   I don't know.

 kind of - あいまいに言う

 in ten minutes 10分後に 

 複数形の s

 生理現象

 自分から発するとっかかりの言葉

 .... or not 「オアノット」  

 敬語-丁寧に話す

   You don't mind....の答え

   ... for good? フォーグッド?

     let's, let, レッツ、レット

    a little アリトル「ちょっと」

   分かれるとき