.... though「 .... ゾー」「だけど…」

語尾に、though「 ゾー」や then 「ゼン」をつける口語は言い方に慣れるまでイントネーションがなかなか難しいものです。though 「ゾー」や then 「ゼン」は短いセンテンスにつくことが多いので、イントネーションが違うと、話し相手の頭の中が一瞬「??」となり、場の空気が固まってしまい、用をなさないか、意味不明と受け取られ無視されてしまうかもしれません。

 

Cute, though.  「だけど、かわいいよね。」

Funny, though. 「だけど、おもしろいよね。」

Ok, then. (別れるときなど)「分りました。では。」

I'll call him again, then. (電話などで)「じゃあ、またかけます。」

 

「ゾー」を使える場面は、

-She is not very smart. 「彼女はあまり頭よくないよね。」 

-No, she's cute, though. 「そうだね。だけど、かわいいよね。」

 

-She is very smart. 「彼女はすごく頭いいよね。」

-Yes, she's not funny, though. 「そうだね。だけど、おもしろくないよね。」

 

though 「ゾー」を使い慣れていないと、but 「バット」を使えば似たような意味になるのではと思うかもしれませんが、「ゾー」は相手の言っていることを否定せずに何気なく付け加えるイメージです。

 

She is very smart.  「彼女はすごく頭がいいよね。」

But, she's not funny. 「だけど、おもしろくないよね。」

このように「バッド」を使う場面だと、表現が断定的になり、ハキハキと興奮しているように話すとけんかを売っているか、その「彼女」を敵対しているように受け取られるかもしれません。

 

 

■ドラマにも頻繁にでてくる単語ですが、センテンスが短いので、出てくる場面をうまくキャッチして何度も何度も聞いてイントネーションを覚えましょう。

 

-You know I have a friend of masseuse.  She's not very good, though.  「私もマッサージ師の友だちがいるのよ。でも、彼女はそんなに上手じゃないのよネ。」

レイチェルがフィービーのことをマッサージ師に話す場面。フレンズ9-21話より

 masseuse = (フランス語)女性マッサージ師

 

 

-You are still standing there.  「まだ、そこに立ってる。」

-I know.  You didn't give me a tip. 「そうだね。だって、チップもらってないよ。」

-You want money? 「お金ほしいの?」

-No, I'll take a fry, though. 「そうじゃないけど…。フライドポテトだったらもらうよ。」

高校生のジェスは若い男の子らしくもごもごと早口で聞き取りが難しいかと思いますが、「ゾー」のセンテンスのイントネーションは変わりません。歌を記憶する要領で記憶しましょう。 夕食を届けに来たジェスとローリーの会話。ギルモア・ガールズ2-16話より

 

-How tall are you? 「君は背たけはどのくらいあるのかな。」

-Why?  You wanna dance? 「なぜですか?  ダンスでもするんですか?」

-No, thank you.  .... I appreciate the offer, though.  「いいや、それは遠慮しとくよ…。だけど、そう言ってくれるのはうれしいね。」

 

ディーンとリチャードの会話。ローリーの祖父のリチャードは、いつも完全無欠で理論的な言葉使いで、まねしたい英会話です。この、リチャードの「ゾー」は、「そんなに悪い若者でもなさそうだ。もしかしたら、いいやつかもしれない。孫のローリーにとってもそんなにまずくないかもしれない。」という思いからきた控えめなローリーとディーンの交際を肯定する表現かもしれません。ギルモアガールズ2-12話より  

 

 

-What's going on?  They think you killed the dean? 「何が起こったんですか? あなたが学長を殺したと言うのですか?」

-I didn't.   「私はやってない。」 The case is... just... 「この事件は…なんといったらいいのか…。」 There are two things you could do, though. 「だけど君にできることが二つある。」「ゼイアー、トウーシングス、ユークドドウ、ゾー」  I found a bug in my phone.  「私の電話から盗聴器が見つかったんだ。」I need to find out who put it there and how long it's been there. 「誰が仕掛けたのか、どのくらい盗聴されていたのか調べてくれないか。」

 

ベロニカマーズ3-15話より。ティムにランドリー教授が刑務所で指示する場面。

「ゼイアー、シングス、ユークドドウ、ゾー」二つ以上ある場合

「ゼイアー、ワンシング、ユークドドウ、ゾー」一つある場合

「だけど、あなただったらできることがある(私はできないけど…)。」のような場面で重宝して使える表現です。是非、イントネーションをマスターして次のこんな場面で使ってみましょう!   

 

 

-How about an authentic Cuban bar tonight? 「今晩、本場のキューバのバーはどお?」

-I'm sorry.  I'd love to... but my friends and I have to do things... and... 「ごめんなさい。とてもいきたいワ。でも、友だちとすることがあるの。」

-Oh, OK... well... I like things if... 「そうなんだ。なんだったら、僕もいっしょに、その…。」

-Sorry, I gotta go.  Good to see you, though.  「ごめん、行かなきゃ。でも、会えてよかったワ。」

 

エバンとミンディーの会話。エバンは何とかミンディーを誘いたかったのですが、女友だちと旅行に来ているミンディーは何かと忙しいようです。しかし、「グットトウシーユー、ゾー」と別れ際に付け加えることで、次の再会への期待も感じられる会話です。

ロイヤルペインズ~救命医ハンク~2-4話より。

 

 

-If you would like to go with Rusty yourself... 「もし、あなたがラスティーと行きたいのであれば…」

-I would.   But I don't think his mother would appreciate my being there.  .... Thank you, though. 「えぇ、行きたいけど、私が行けばラスティーのお母さんがいやがるでしょう。…でも、ありがとう。(気遣い、ありがとう)」 

レイダー警部がプロベンザの心遣いに感謝する場面。「サンキュー、ゾー」「そうしないけど、お心遣いには感謝します。」というようなニュアンスになります。

MAJOR CRIMES~重大犯罪課~ 3話より

■簡単な単語で話そう

 あいづちのバラエティは英会話の入り口

 現在と過去と未来と

 その方向に向かっている「進行形」

 過去から現在に至る時間~完了形

 How are you? 「げんき~?」と聞かれて

   自己紹介

 断るとき

   誘うとき、誘われるとき

 or something 「~か何か」は忘れたときの救世主

 that...「ザット…」ばっかり!

 thing(s)「ほら、あれあれ!」

 love or like 「愛している」のか「好き」なのか

 wouldとか could とか should など

   should've 「シュドゥブ」

   might

 「怒る」upset か angry か

 「やさしい」sweet か kind か

 wonder をつかって頼みごと

   Do you find....? の勘違い

 embarrass 「エンバラス」「はずかしい」

   actually.. 「実は~」「現に~」

   ever と never

 そのものズバリを言わない

   weird ウィアード 「変だね」

 So do you. 「あなたもそうです」

 fool, stupid など

 お金の問題、貸す、借りるなど

 though ゾー

 yes と no -日本語との違い

   ユーモアのセンス-人を笑わせる

 あまり話したくないとき

 ほめる

   印象的な話し方

 カタコト英語

 天気の話し

   I don't know.

 kind of - あいまいに言う

 in ten minutes 10分後に 

 複数形の s

 生理現象

 自分から発するとっかかりの言葉

 .... or not 「オアノット」  

 敬語-丁寧に話す

   You don't mind....の答え

   ... for good? フォーグッド?

     let's, let, レッツ、レット

    a little アリトル「ちょっと」

   分かれるとき