英語はひとつの手段

みなさんは何のために英語をしゃべれるようになりたいと思っていますか?  英語をみっちり勉強して通訳などの英語専門の仕事につく人はなかなか少ないのではないかと思います。しかし、興味の幅は人それぞれですので、何か他の専門、または他の分野の仕事をしつつ、英語を使えたらその仕事がますますおもしろくなるか、ますます力を発揮できるとか、そういったプラスアルファの効用が「英語を理解できる」、「英語を話せる」にはあるのではないでしょうか。

 

私自身も英語は好きでしたが、それだけ必死に勉強して、通訳とか翻訳者になろうとかは考えたことはありません。それは何かとても過酷なことのような気がして…。私が実際に仕事に英語を少しずつ使い始めたのは旅行業に転職してからです。旅行業で英語を理解できること、話せることはとても大きなメリットです!  大小さまざまなチャンスもめぐってきます。英語がうまくなり、実績も出来てくるのと比例して、仕事も楽しく、しかも過酷に、そして達成感も大きくなります。そして、一つの芸のように人々から重宝されます。

 

 

-Translation!  Translation!  「何て言ってるの? 通訳して!」

-"I could get out for the funeral."  『葬式に行けたらいいんだけど…』

-"I know."  『そうだよな…』

-"But, I can't.  So make sure there's a funeral."   『だけど、行けないから、ちゃんと葬式を出してくれよ。』

-"I will."  『わかった。』

-"You know who to talk to by making those arrangements."  『葬式の手配をするのに誰に話したらいいかわかってるだろう? 』

-"Yeah."  『わかってるよ。』

-"Yes, good bye."  『じゃあ、よろしく。』

 

クローザー5-13話より。バズとサンチェスがスペイン語の会話のテープを同時通訳する場面。バズはロス警察に働くカメラマン兼IT技術者? ですし、サンチェスは刑事ですが、スペイン語圏の人が多く住むアメリカではスペイン語ができる人は大変重宝されることがこの場面でもわかります。

 

 

■熱意は人を助けます!

今、やっている仕事、自分のすべき大事なことを考えることは一番重要なことですが、英語が好き、語学が好き、異文化が好き…、でしたら、楽しくそれを勉強しつづけていくことです。そうし続けていくと、少しずつ上達してきます、または少しずつ慣れてきます。すると何かのきっかけであなたのやっている何かと英語がつながるときもでてきます。

 

重要なのは、いつも英語を好きでいること、それを人にアピールして重宝がってもらうことです。もちろん、試験でいい点をとれば採用されるかもしれませんが、人の心を動かすのはなんといっても人の熱意です!  しりごみしないで、ほんのちょっとふろしきを広げて自分を宣伝しましょう。試験が100点でなくとも大目にみてもらえる場面が多々ありますヨ!